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中小建設業の経営改善のヒントをレポート致します。
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新しいお客様は専門工事業で年商10億円の会社さんです。

ご契約頂き決算書を拝見すると、税込決算になっていました。

今迄のお客様は全て税抜の決算でしたので驚きました。稀に経営相談等で拝見する決算書で税込も拝見した事は有りますが、年商5千万円に満たない簡易課税の会社の場合でした。

顧問の税理士先生に何故税込ですか?とお尋ねすると、お金の流れを中心に経営の指導をしたいとのお話でした。

お金の流れならば、キャッシュフロー計算書や資金繰り表を別途作成してご指導頂いた方が良く理解されると思いますが・・・・・

懇意にしている税理士さんにお聞きすると、会計ソフトの設定を変えるだけで簡単に出来るし、お金の流れの説明についても私と同じ意見でした。

自分なりの見識から申し上げると、期中は税込みで試算表等を作成(売上が大きく見せる事が出来る)しているお客様はありますが、売上を大きく見せる事以外にメリットは感じません。

自分の把握しているデメリットは
①納付する消費税が販売管理費の租税公課になり、経常利益は変らないが、分析時に分母の売上が大きくなる為に経常利益率は少し悪い数値になる事。
②交際費(この会社様で1200万あり)全額経費にならない部分もある為、税抜であれば消費税分が所得加算金額が少なくなる。又固定資産か消耗品かの判定時にも微妙に消費税分が節税出来ないのではと思います。
③又大きな設備投資があった時の減価償却費の処理を考えると、減価償却費が消費税分多く計上されたり、納付する消費税が販売管理費の計上になり差引の利益も大きくなったりすると思う。
④又お金の話であれば、毎月借受消費税と仮払消費税が表示され差額が預かっている消費税もはっきり分かるし中間で納付した分も未払消費税のマイナスで表示され毎月資金面でもはっきり解り都合が良いと思う。
⑤更に建設業の場合には、公共工事の受注等に必要な経営事項審査を受ける場合には税抜決算が必要です。勿論行政書士の先生のお仕事ですので私がとやかく言う事ではありませんが、前期のように期中で税率の変更等があれば、正しく税抜きに引き直して処理する事は自分の経験からも非常に難しいと思います。

こんな話も、お節介な性格ゆえ、追々経営者にご説明する事になるのですが、税理士さんの反論も怖いので勉強して理論武装しないとと思っています。お読み頂いた専門家の先生方税込経理のメリットや私のブログに誤りがあればご教示頂きたいと思います。
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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。
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